生命保険募集人登録試験の概要
生命保険の勧誘、募集人に関しては、保険業法にてその業務範囲が規定され、登録されることが義務付けられています。一般には、生命保険募集人登録試験に合格し、金融庁にて登録を行うことで募集人資格を得ることができます。ここで言う生命保険募集人とは、生命保険に関して募集を行う人のことで、いわゆる保険営業の人と、代理店の2つにわかれます。保険契約の仲介までを行うのが業務となります。
生命保険募集人登録試験は、「一般課程」「生命保険専門課程」「生命保険応用課程」「生命保険大学課程」「変額保険販売資格」が存在します。通常、生命保険募集人資格と言った場合には一般課程の事を指していることが多いようです。一般課程を取得すると特に呼称の無い保険営業職員、保険募集代理店となることができます。その上の生命保険専門課程に合格すると、「LC(ライフコンサルタント)」と名乗ってお仕事することが可能になります。更にその上の生命保険応用課程に合格すると「SLC(シニア・ライフコンサルタント)」、生命保険大学課程合格で「TLC(トータルライフコンサルタント)」という肩書きが名乗れるようになります。ただ、お客さんの側から見て実際に区別が存在するのは、無印の生命保険営業員、ライフコンサルタントぐらいでしょう。
一般課程は、生命保険の営業として働くために必須とも言える資格であり、生命保険会社に入社→登録前研修→一般課程試験→合格→登録→登録後研修という流れで取得することになります。登録前研修は8日間32時間以上30単位と規定、登録後研修は7日間28時間以上15単位という構成になっており、実際には登録試験や登録手続きなどを含めて入社後3ヶ月間の研修という形で受けることになるようです。募集代理店の場合、この一連の流れの登録前研修の前に業務委託説明会というものが追加されますが、それ以外は基本的に一緒です。
生命保険募集人登録試験は、大体月1回ぐらいの頻度で実施されています。何しろ、保険勧誘員などになるためには必須の資格ですので、あまり間が開いても大変です。規定では100点中70点以上の取得で合格となっていますが、実際には取得点数が知らされず、「合格」とだけ通知が来るそうなので、細かい点数は不明になるとか。非常に受験者・合格者共に多く、また頻繁に行われる登録試験であり(データが見つかった平成13年の時点で年合格者22万3千人強)、合格率は95%以上と非常に高いので、一般の資格試験のイメージよりは、生命保険社員研修の一環であり、その習熟度をチェックするための試験と捉えたほうが良いでしょう。実際、この資格は生命保険営業職として働くこととほぼセットになっており、生命保険会社に就職せずに資格だけを取ることができませんし、生命保険営業実務から離れて1年以上経過すると自動的に失効します。他業界の就職条件や転職にも全く影響しませんので、一連の試験は生命保険業界内のみでのキャリアパスであると考えるべきでしょう。
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